小規模多機能型居宅介護 について
小規模多機能型居宅介護は、施設への「通い」を中心に、短期間の「宿泊」や自宅への「訪問」を組み合わせ、生活支援や機能訓練をひとつの事業所で行う在宅介護サービスです。利用料金は、要支援又は要介護度によって月額で決められています。
●小規模多機能型居宅介護の特性について
はるかぜガーデンの小規模多機能型居宅介護は、登録定員が18名で通いの定員が1日9名、泊まりが1日3名となっています。登録定員が決まっておりケアプランの作成からサービスの提供まで同じ事業所で行うため、利用者と職員、また利用者同士が顔見知りとなり、おのずとアットホームな雰囲気が生まれ安心して利用していただくことができます。このような環境で継続的にケアを受けられることは、環境の変化に敏感な高齢者にとって大きな安心感につながります。
●「通い」「訪問」「泊まり」サービスについて
サービスの利用にあたり「通い」「訪問」「泊まり」についての質問がよくありますので簡単に説明させていただきます。
- ディサービスとの違い
一般的に、デイサービスでは事業所が決めた時間割に沿って、利用者はレクリエーションに参加したり、食事や入浴をしたりして過ごします。 小規模多機能型居宅介護の「通い」では、利用者は自分の生活に合わせた時間の過ごした方ができます。一日を通して利用する人もいれば、食事のみ、入浴のみに数時間だけ利用する方もおられます。
- 訪問介護と「訪問」の違い
訪問介護は、ヘルパーが時間単位で利用者の自宅を訪れ、決められた訪問介護サービスの枠に合わせて支援を行います。
小規模多機能型居宅介護の「訪問」では、利用者は必要なときに必要な量の支援を受けることができます。例えば身体的な介護のほか、安否確認やバイタル測定、服薬のための短時間だけの訪問も可能です。緊急時は昼夜を問わず駆けつけてもらえるのも心強いポイントです。また、体調不良等で「通い」が利用できない場合の配食サービス(昼食・夕食のみ)も行っています。 - ショートステイと「泊まり」の違い
ショートステイは、利用者があらかじめ利用したい日時を施設に予約することが必要です。もし、希望日の予約が取れなければ日程を変更するか、他の施設を探さなければなりません。
小規模多機能型居宅介護の「泊まり」では、利用者が日中「通い」を利用しそのまま止まることができます。また、本人の体調や家庭の急用や急病などの緊急時にも利用できるので安心です。 - 小規模多機能型居宅介護の利点について
小規模多機能型居宅介護の利点は、「通い」「訪問」「泊まり」をひとつの事業所で馴染みの関係が築かれている職員の下、その方の生活に合わせてサービスを組み合わせて利用できることです。特に、認知症の症状のある方は環境の変化に敏感ですが、馴染みの関係、場所でサービスを受けることはご本人やご家族の安心にもつながります。このように、小規模多機能型居宅介護では、利用者一人ひとりに合わせて、24時間365日切れ目なく、その方が必要としている支援をフレキシブルに受けることができるのです。
●小規模多機能型居宅介護の利用条件(全て必須)
・京都市に住民登録されている方
・要支援、要介護の認定を受けておられる方